岩谷拓磨(22=福岡)はA級準決5Rで主導権を握ったものの、山崎光展のまくりに屈して2着で決勝進出を決めた。ここ3場所、連勝で勝ち上がっていただけに「ピンピン(1着、1着)が取れなくて悔しさはある。思った以上に風が強くて、最後まで踏み切れなかった」と敗因を語った。決勝は同じ九州の嘉永泰斗はいるが、もちろん別線で自力勝負だ。「師匠(吉岡稔真氏)にも言われてます。『今、S級に上がっても勝てない。内容重視でいけ。(S昇級は)遠回りしてもいいから』って。決勝もバックを取って、それで優勝できれば…」。立石拓也の支援を受けて、一目散の先行勝負だ。