5R終了後、平原康多(37=埼玉)が場内ステージでトークショーを行った。

今年はG3立川準V、G3大宮V、G1全日本選抜が準Vと、スタートダッシュに成功している。しかし「上のレベルに行けば行くほど、(位置取りの)1車が大事になる。まだまだ追求していかないといけない」と慎重に言葉を選んだ。

「一番うれしかったレースは?」に、18年の静岡GPを挙げると、場内のファンは歓喜に沸いた。

「落車して再乗するときに、優勝した以上の声援をいただけた。競輪をやっていて良かったと思える瞬間でした。5月の静岡ダービーは、違う形(優勝)で声援をもらえるように努力します」と恩返しを約束。

最後に「競輪は勝ち負けがあって、仲間と分かち合うことができる。『漢字の競輪』の面白さを新しいお客さんに知ってほしい。レースでは人間性が分かるので、少しでも良く見られるようにレースを頑張ります」と締めくくった。