先行のスペシャリスト石井貴子(32=東京)が予1・6Rで本領を発揮した。

打鐘4角で前に出ると、巧みに緩急を操り、スルスルと逃げ切り。人気の柳原真緒を5着に沈めた。「踏みたいところを我慢して流したり、追い付かれない工夫はしました。みんなハマってくれたのかな」と、してやったり。

番手にはまった渡口まりあは「一瞬、夢を見たけど、石井さんがうまかった。ああいう駆け方が理想。勉強になりました」と脱帽だった。