東日本大震災から9年。石井寛子(34=東京)が「とにかく頑張ること」と改めて思いを明かした。

17年8月いわき平でのガールズケイリンコレクション「アルテミス賞」で優勝し、賞金をいわき市に寄付。その後も大きなレースで勝つたびに自然災害のあった地へ寄付をしている。「私も東日本大震災でおばを亡くしています。何かできたら…という思いで寄付をしています。震災からは、まだ9年という気持ちです」。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、競輪は当面の間、無観客のレースが続く。「中止になるとショックだし、無観客でいいからレースは実施して欲しい」と語った。

決勝11Rへ向けて「アップがうまくいかなくて思ったより動けていなかった。アップの仕方も変えていく。決勝は気合を入れて」。

さまざまな思いを背負って今年4回目の完全優勝を決める。