カウントダウン連載「ROAD TO クラシック」の第2回は、大会総展望をお届けする。中心になるのは昨年のMVP石野貴之に毒島誠、桐生順平の準地元である関東の強豪たちだ。平和島水面で高い実績を持つ瓜生正義も復活ののろしを上げるか。

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まずは初日メイン12Rのドリーム戦メンバーを紹介する。

(1)石野貴之(2)吉川元浩

(3)毒島 誠(4)瓜生正義

(5)馬場貴也(6)柳沢 一

昨年のSG覇者6人が名を連ねる。石野は2年連続MVPへ向けてのビッグ初戦。ただ、平和島であまり活躍できていないのはマイナス材料だろう。石野以上の存在になるのが毒島で、今年こそ悲願のグランプリ制覇へ気合が入る。得意とする準地元での開催は、大きなアドバンテージになる。水面相性では、瓜生が平和島SG優出4回、優勝1回で最右翼。また決め手十分の馬場は充実度から今年、SG戦線の主役になる可能性も高く、ドリーム選出は有利に働く。

桐生はドリーム組を外れたが、その実力とともに平和島での強さも特筆もの。クラシックはSG初タイトルを取った縁起のいい大会でもある。白井英治、井口佳典、篠崎元志らも平和島では高い実績を誇り、力を示すはず。

地元東京勢は、5人が出場権をつかんだ。しかし、大将格の浜野谷憲吾はF明け復帰戦の桐生で今期2本目のFを切り、大きなハンディを背負う。直前の多摩川ルーキーシリーズを優勝した永井彪也、関東地区選でG1初Vを決めた永田秀二らの勢いに期待したい。【中川純】

※明日は「コース特徴」