中山健(36=新潟)が昨年の2月16日以来、461日ぶりに戦いの場に戻る。

昨春、心臓の大動脈を人工のものに替える大手術を受けた。

「1度は選手をあきらめようかと思ったけれど、手術によってまた走れる体にしてもらいました」

生死に関わる場所だけに、心肺機能が完全に戻るまで激しい練習ができず、復帰するまでに、これだけの時間が必要だった。

「本格的に自転車に乗ったのは今年に入ってから。久々に実戦を走る不安はあるけど、今は走れる喜びのが大きいですね」

予選5Rは新人の鈴木薫の胸を借りるつもりで自力勝負に出る。