篠崎元志(34=福岡)は弟・篠崎仁志(32=福岡)の優勝戦を祈るような気持ちで見ていて、優勝が決まりホッとしたのか、涙があふれ出て、まさに感無量だった。

言葉を少しためた後に「良かったです。デビューをしてから僕と比較されてきたので、苦しかったと思う。それを見ていたので、やっと努力が実った。本人もずっと(SGを)取りたいと言っていたので、一番うれしいと思うし、ホッとしました。いつもスタートを入れてとか、事故をしないようにと思うけど、今日だけは絶対に勝て! と思った。僕も気持ちを入れて頑張りたい」。兄弟が切磋琢磨(せっさたくま)をして、ボート界を盛り上げていく。