数々の記録を打ち立ててきたレジェンド・神山雄一郎(52=栃木)が、決勝11Rは岩本俊介マークで挑む。

今月から「地区内あっせん」で、東日本の開催は北日本と関東、南関による戦い。今節は多くの選手が組み立てや位置取りに頭を悩ませていた。しかし、神山はそんな状況などお構いなし。準決10Rを3着で突破すると「俺1人ぐらい、好きに走っても文句を言われない。もう52歳だしね」と笑った。

そして決勝メンバーが決まると、松坂洋平が自在戦を表明する前に「松坂は東(龍之介)と神奈川ラインで戦うでしょ。俺が岩本に付ければ、みんな丸く収まる」と、まんまとすんなり岩本マークの流れを作った。

目標に指名された岩本も笑顔でまんざらでなさそう。まだまだ存在感と「神通力」がある神山は、やはり注目したい。