吉田裕全(35=埼玉)が数的優位を生かして激戦を制す。新型コロナの影響で6月から地域あっせんになり、今開催の1、2班戦は関東同士の争い。全45人中15人と最大勢力の埼玉勢は、高橋泰裕の番手から準決9Rを快勝した吉田を含め、決勝にも大量5人が名を連ねた。吉田は「本当は埼玉で9人を独占する予定だったんですけどね」と笑わせ、「5人そろったら誰かが優勝しないと」と力を込めた。注目の並びは、若い山崎輝夫が先頭を務め、吉田-伊藤亮-斎藤和伸-大橋直人の順。吉田が絶好位から昨年4月の佐世保以来となるVを奪い取る。