12Rで優勝戦が行われ、大山千広(24=福岡)が逃げ切った。2着は石丸海渡、3着に仲谷颯仁が入った。

大山は9月のプレミアムG1びわこヤングダービーの優先出場権とともに優勝賞金200万円を獲得。女子賞金順位を4位に上げた。イースタンを含めたG3ヤング戦で女子の優勝は初めて。

雨、時に強く吹く風の中、コンマ11のスタートを決めた。「神経を使いましたが勘通り」の仕掛け。1Mは男子5人を完璧に封じ込めた。複勝率27・0%のエンジンだったが、大山のターン、レースぶりは同世代ではトップクラスであることをあらためて証明した。

来月はSG鳴門オーシャンカップ、8月には連覇を目指す多摩川レディースチャンピオンが控える。「期待してもらっている。1走1走頑張ります」と、新女王はさらなる高みを目指す。