営業が再開され、2708人のファンが訪れた平和島ボート。ピットには、後半レースの合間に行われる支部訓練に精を出す東京ホープの姿があった。

そのメンバーは中村かなえ、田嶋塁、仲航太、堀越雄貴。コロナ禍により中止された訓練は、前節から可能になっていた。中村は久々の訓練が平和島の営業再開と重なり「お客さんが集まってよかった。ただ、わたしは訓練に集中。ペラ調整とかある」と課題を話すと、田嶋は「自分はまくり差しの練習したい」とスキルアップへ意気込む。

5月にデビューしたばかりの堀越は「今日は風が強い。そういう状況でもしっかり乗れるように」、仲は「小回りの練習したい」とテーマを掲げた。4人がそろって着ていたジャージーには「Tokyo Next」の文字。東京ホープはファンの期待を胸に、地道に着実に力を蓄えていく。