峰竜太(35=佐賀)がまくり差しを決めて全国制覇、今年10度目の優勝を飾った。2着には1枠の吉川元浩、3着には地元の萩原秀人が入った。

06年に夏の甲子園を優勝した佐賀北の、がばい旋風を完全に超えた。鮮やかさも、強さも文句なし。峰は「野球センスはないけど、全国制覇をすることができた」と胸を張った。

コンマ06のトップスタートを決めると、追い風が緩くなったことで、まくり差しの選択を決めていた。「展示でハギさん(萩原秀人)とそんなに変わらなかった。内2艇をさばくことしか考えていなかった」。展示から本番までイメージ練習を100回。「その1回ができた」と満面の笑みで振り返った。複勝率26・1%しかないエンジンを、エース機を上回る仕上げで打ち破った。

今年の優勝は早くも10回。過去の年間最多優勝回数は野中和夫(引退)の16回だ。「17回は最低でもいきたい。あと10回ぐらいして、(他の人が)諦めがつくぐらいやりたい」。

ボートレースの甲子園制覇は果たした。それでも、最強を極める道半ばに過ぎない。「完全に自分が一番です、と松井(繁)さんに言えるぐらいになればいいと思う」。自信にあふれた言葉は、峰だからこそ説得力がある。今後はSG優勝も積み重ね、正真正銘の最強レーサーになる。【中牟田康】

◆峰竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日、佐賀県生まれ。95期生として04年11月、からつタイトル戦でデビュー。初勝利は04年12月の福岡タイトル戦。SG優勝は2回、G1優勝は12回。171センチ、52キロ。血液型B。