新人118期の布居光(20=和歌山)が地元デビュー節で決勝進出を果たした。

予2・1Rは強風と雨の中でのレースになったが、直線追い込んで2着。「普段から雨の中でも練習しているし、和歌山の風の強さも体感しているので大丈夫だった。選手養成所では(21人中)15位だったけれど、デビューに合わせてトレーニングした成果が出た」と、ホッとした表情を見せた。

一緒に参戦している父寛幸も「褒めたる。大したもんや」と目を細めた。

光が選手としての喜びを感じたのは、ファンの声援だ。「ルーキーシリーズは無観客だったので、ファンの前で走れてうれしい」。決勝もファンの声援を味方に全力疾走する。