12R優勝戦は激しい先頭争いから興津藍(39=徳島)が逆転優勝した。

まさに執念の勝利だった。伸び節一の沖島広和が2コースからまくったところを、山崎昭生がまくり差し。興津はバック3番手で万事休すかと思われたが、1周2Mの小回りで2番手に浮上。強烈な出足を生かして先行する山崎を追い詰め、2周2Mで逆転。前節からつ一般戦からの連続Vを決めた。

今節の相棒は平凡機だったが、確かな調整力で初日からシリーズを引っ張った。「回り足と出足が仕上がれば、自分はレースができる」と振り返った。

この1着で、8月3日に発表される10月SG大村ダービー出場を濃厚とした。「出場できたら頑張るだけです」。言葉は少ないが、力強く誓った。次節は地元鳴門一般戦(11~16日)で3節連続Vを狙う。