馬場貴也(36=滋賀)が、肝を冷やしながらも優出を決めた。

インで迎えた準優11Rは3枠桐生順平がカド位置を取ったが、冷静にコンマ11のトップスタートを決めて先マイ態勢を取った。ところが、うねりに乗って失速、西山貴浩に差されて桐生にも並びかけられた。それでも、バックで伸び返して2着を確保した。

優勝戦は5枠だが、初降ろしから4節で3度優出のエース候補31号機を、高いレベルで仕上げてきた。SGは18年芦屋チャレンジC、19年住之江グランプリシリーズと制したが、意外にもG1は無冠。相棒のパワーを味方に展開を突いて、地元水面で初のG1優勝を奪い取る。