地元の山下渡(36=茨城)が久々のVチャンスを迎えた。準決7Rは小原太樹に差されたものの、同県鈴木謙太郎の中団まくりに乗って2着。

「前のおかげだけど、自分も周りを見る余裕があった。判断もできている」と仕上がりの良さを強調した。低迷している時期が長かったが、近況は6月青森G3で決勝進出(7着)など、調子は上昇カーブを描いている。「しっかり練習できている自信のおかげですね」。信頼できる長島大介と河野通孝に挟まれ、14年7月宇都宮以来の優勝を狙う。