メダル級の強さ!? 9Rは作間章(41=東京)が5コースからコンマ08でスタートし、大まくりで勝った。ピットに戻ると、想像以上に早い踏み込みを振り返り「危ねえっ、スタート勘がない」と胸をなで下ろした。そして「この30号機は行き足、伸びがいい。2節前に永田(秀二)選手が仕上げていて、もっと合わせれば、もっと良くなるかも」とすっかり相棒を気に入った。

ボート場を離れると、息抜きに競輪を見るのが大好き。「(30号機は)脇本(雄太)に似ているね。力強い」。相棒を輪界の第一人者で、東京五輪のメダル候補・脇本になぞらえた。ご機嫌な作間が「大江戸賞」の主役を奪い取っていく。