「プレミアムG1第7回ヤングダービー」が、17日から滋賀・びわこボートで開幕する。将来性豊かな若者たちの争いを、直前連載2回で紹介する。第1回は、今年のイン勝率が50%未満。全国24場で4番目に低い難コースの特性を、滋賀支部長の馬場貴也に解説してもらった。(構成・窪寺伸行)

-淡水湖の中にある水面です。特徴は

馬場貴也(以下馬場) この時期は、琵琶湖の水位が下がるんですよ。春先に比べて、秋から冬は一番、水面がいいです。

-1コース勝率は、全国平均以下。50%も下回ります

馬場 (インに)いいイメージはないですね。(8月)記念の準優も差されましたし…。センターに伸びられる感じがあります。でも、本当に風次第です。

-風は南が向かい、北風が追い。東だと対岸からスタンドに吹く横風です

馬場 北東の対岸からスタンドにかけて風が吹くと、うねって、水面が荒れます。その時にしっかり乗れるかどうか。

-風は何メートルくらいあると影響が出るのか

馬場 追いにしろ、向かいにしろ、2、3メートルくらいが一番レースがしやすい。でも、それ以上は1Mで落として回らないといけないので、センターにブンと握って回られたりします。

-2コースの利くイメージもあります

馬場 センターが強いイメージがあります。でも、うねっていたら2コースと思う。あと、びわこは運の要素もあります。9~11Rまでうねっていたのに、12Rにぴたっと風がやんだりします。風が一定で落ち着いていれば、若手の子がスピードあるレースをしてくれると思います。

※明日はドリーム戦展望