ベテランの三住博昭(52=神奈川)が準決8Rで2着に入り、11年12月川崎以来となる約9年ぶりのS級決勝に駒を進めた。

逃げた染谷幸喜の3番手から突き抜けようかという勢いで伸び「もう競輪界に思い残すことはないよ」と笑わせた。予選を3着で突破した際には「場外ホームランだね、これは」と話していたが、準決突破はそれ以上の喜びだ。

川崎所属の若手を多数率いる三住は、18日に開幕するG2共同通信社杯に弟子の堀内俊介を送り込む。近況不振にあえぐ堀内に、自身の走りで最高のエールを送りそうだ。