初日ドリーム戦を逃げて始まった峰竜太(35=佐賀)は、最後もインからコンマ01の強烈な仕掛けで1Mを制圧。完璧な逃げで締めくくった。通算76度目、今年は13度目の優勝、G1は3月尼崎、5月芦屋周年に続いて3度目の制覇となった。混戦の2着争いは、1Mで差した茅原悠紀が2Mで外を握って2着。3着は井口佳典が、山崎智也の猛追を振り切った。

峰は、SG初制覇を果たした思い出の水面で、また新たなタイトルを獲得した。「決して威張れる足ではなかったけど、スタートは行く気で行きました。外も来てたので緩められなかったけど、最後は少し(レバーを)放った」。3コースから柳生泰二が強烈な踏み込みで攻める中、峰も堂々と応戦して最強レーサーの貫禄を示した。

賞金トップを独走する中、峰は年間最多優勝(野中和夫氏の16度)更新へ燃えている。「誰にも負けない勢いが付いたので、この勢いを大村ダービーにもぶつけたい。出るレースは全部勝つつもりで行く。年間最多優勝は意識してます。今年駄目なら取れないと思っているので、17回勝って、ボート界に歴史を残したい」。次節のSG大村ダービー(20~25日)でも全力でVだけを狙って挑む。