前野竜一(40=山口)が、6Rの1走を4コースから展開をとらえ、差して1着。上々の滑り出しを飾った。

「いいですね。少しずつ気になるところはあるけれど、バランス型で伸びも少し余裕があるし、ターン回りは本当にいい」と現状でも不満はない様子だ。前回は女子の山下友貴が使用して出足、回り足に好感触を示していたエンジン。7回前には吉村正明が使用して優勝。5回前にも同じく吉村が引いて優出4着。3回前には鈴木博が優出3着。どれも出足、回り足が強力だった。

現在、前野はA2級暮らし。今期勝率(5月以降)は6・00でA1級復帰は厳しいながら、まだ諦めていない。地元の大先輩の吉本正昭が「あれで体重が軽ければ、SGの1つや2つは取れていたはず」と前野を評価していた。頭脳プレーヤーとして名高い。

2日目は1R1枠と11R5枠の2走。連勝と勝率アップを狙って、攻めの姿勢を崩さず臨む。