浅香文武(46=三重)が10Rで、インから押し切って勝利を挙げた。

後がなかった。初日1走を6コースから5着で終えると、2日目前半の2Rでは、3コースから6着と大敗した。前半のレースが終わると、ペラ修正室で1人黙々とペラをたたく姿があった。

「ペラをフルモデルチェンジして大成功! 行き足がいいし、(ターンを)回った後もいい。ペラのアドバイスをくれた辻(栄蔵)さんのおかげです」。その辻が見守る中で行われた記者取材で話し、それを聞いた辻が「その通り!」と返して大笑いを誘った。

しぶとさとガッツに定評があるだけに、ここからさらに浮上をもくろむ。3日目の出番は、前半1R4枠と後半8R5枠。闘志あふれる戦いでファンを魅了する。