引地正人(40=秋田)が悔しさをバネに今季初の決勝進出を狙う。9Rは先行態勢に入ったところを小原唯志にたたかれたが、しぶとく粘って3着。「突っ張ろうと思ったんですが、行かれてしまいましたね。ただ、足に余裕はありました。自分がもっとヨコに動ける選手だったら…」と満足はできないながらも、ホッとした表情を浮かべた。

前場所西武園は6、6、4着と全くいいところがなかった。「あれがきっかけになって、寸法の違う新しいフレームを持ってきたんですよ。これが良かったですね」と言う。準決9Rは初日特選を快勝した渡部幸訓を連れての自力勝負。「やれることはやりたい」と言葉に力を込めた。