ピットでは、足元がひときわ目立つ選手がいた。

金色のスニーカーを履いて整備する渡辺雄一郎(34=大阪)がその人。今節はいきなり転覆(初日7R)でスタートしたが、その後は1勝含む3度の3連対。予選最終日を前に得点率18位タイで勝負駆けにこぎつけ「足は中堅で、良くなる感じがある。何とか立て直せた」と胸をなで下ろした。

金色スニーカーを履くことで自らを奮い立たせる。「街で履けないからピットで履くけど、この色を見ると、何があってもしょげてられない。気持ちが高ぶる」。4日目6、11Rは陸でなく水面で目立つつもりだ。