12Rで優勝戦が行われ、「絶対王者」高橋貢(49=伊勢崎)が、G1・28度目の優勝を果たした。

走るレジェンドが復活した。試走は3秒25の1番時計をマーク。最高の状態で本番を迎えた。1度目のスタートで鈴木圭一郎がフライング。2度目のスタートは平田雅崇が先制して、佐々木啓が2番手。高橋は3番手に付けて前を追った。4周バックで2番手に上がると、5周3角で逃げる平田の内を差した。あとは独走状態に持ち込み、今大会は08年以来、2度目の制覇となった。2着は平田が粘り、3着には荒尾聡が入った。

払戻金は2連単(6)-(3)1万8150円、3連単は(6)(3)(7)9万2340円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。