原田才一郎(24=福岡)が4R5着発進も、後半10Rは逆転2着とした。「回ってからは普通になったかな」と低調な61号機を懸命な整備で上昇傾向に導いた。

登録から3年がたち、今節からヘルメットを新調した。「父を超えたい」と自らをサイに見立て、昨年引退したG1優勝2度の父富士男さん(富士山)に登るデザインを描いた。これを知った父からは「泣けてくるじゃないか」と喜びの声が届いたという。

122期は畑田汰一がブレークするが、原田は養成所チャンプで才能は十分。同期に追いつき、いずれは父を超える夢を胸に、2日目以降も諦めず、ひたむきに上位着を狙う。