先月24日に練習中の事故で愛息の龍之介さん(享年21)を亡くした成清貴之(47=千葉)がレース後に取材に応じ、現在の心境を明かした。

「息子のシャツです。息子だけど、息子というポジション以上の存在でした。自分にとって、良き相談相手だったので…。競輪に取り組む姿勢は見習うべきことが多かったです。きっと息子は走ることを望んでいると思っています。今は周りの力がないと、立っていられない状態。ラインの力を借りて走れています」

レース中はユニホームの下に、龍之介さんのインナーシャツを着用しているという。競輪を愛した息子とともに、バンクで戦っている。