上條暢嵩(27=大阪)がインから押し切り、昨年12月の津一般戦以来、通算12度目の優勝を決めた。

ルーキーシリーズは3度目、住之江では自身初優勝だった16年6月の一般戦以来、2度目の制覇となった。

12R優勝戦は、2枠の中山将太が待機行動中にエンスト。結局、3コースに回り、132・456の進入。上條はコンマ06のトップスタートで先マイ。難なく独走態勢を築いた。2着は2コースから差した井上忠政、3着は4カドから差した宮之原輝紀だった。

「エンジンの仕上がりは良かった。オーバーエージで来ているので負けられない」。既にG1優勝も果たし、SGでも戦う上條にとって、ルーキー戦では格上の存在。「今は自分の中で調整をつかんできて、流れもいい。ここから挑戦していけるという手応えがある」。さらなる上を見据え、今後は記念戦線での活躍に期待したい。