小原唯志(37=茨城)がS級予選6Rで逃げ切り、予選から準決一番乗りを決めた。

たたき合ってまでの同型が不在の上、番手がもつれるという絶好の展開をものにした小原は「やりやすいメンバーでしたね。みんな前を取りたくなかったでしょうけど、自分はどこからでも戦えるので」と余裕の表情で振り返った。この勝利で今年2勝目。逆に、2、3着が多いのはそれだけ果敢に先行している証拠だ。小原は「バック数がたくさんあっても、逃げの決まり手が3じゃあね。もっともっと、逃げの決まり手を付けたい」と、主導権を奪ったうえで連対キープがノルマだ。