杉山貴博(40=東京)が1、3着発進でまとめた。前回、椎名豊が優勝した10号機が早くもピットで評判の「鬼足モード」に突入している。

初戦の5R。2コースから握って攻めたが、池田雷太がずばっと差して、明らかに前に出ていったにも関わらず、ターンを回るごとに差を詰め、3周1Mで先取りして決着をつけた。

「回ってすぐはそれほどでもないけど、二の足、三の足がいい。伸びはえぐい!」。新エンジン2節目で早くも当地のエース機候補が誕生した。「少し回転は合ってない感じはするので少し回転の調整はする」と話した後半11Rは安定板が付いたが、道中で伸びて3着。「少し回転は上げていきました。握ってすぐは付いてこないけど、そこからの伸びはやはりいい」ときっぱり。

2日目は7Rの1回乗り。6枠だけに大外から戦うが、この強力な伸びがあれば、スタート一気のまくりも十分ある。今節は杉山の10号機の動向に要注目だ。