池田浩二(43=愛知)が究極スタートでイン速攻を決めた。G113度目、鳴門周年は9年ぶり2度目の優勝を飾った。2着は西山貴浩、3着は丸野一樹。

コンマ01のトップスタートに「放るのを忘れてましたね。西山君より前にいたので少しひやりとしましたね」と苦笑い。それでも、いつも辛口の池田が「エンジンは良かった。不安のない仕上がりだった」と口にした時点で勝負あり。先に回ると1番差しの西山、まくり差しに入ろうとした丸野を全く寄せ付けなかった。

G1の復帰初戦でいきなり結果を出した。獲得賞金ランキングも13位と、住之江SGグランプリ出場圏内にジャンプアップ。「同じ公営競技でG2を勝った競輪の山口拳矢君にも刺激をもらいました。東海地区で盛り上げていきたい。あとはSGで結果を出すだけ」。東海のエースが完全復活を宣言した。