第12Rで優勝戦が行われ、羽野直也(26=福岡)がコンマ07のトップスタートでイン速攻を決めた。通算12度目、今年は2度目、G1は17年10月大村周年に続いて2度目、今大会は初制覇となった。2着は関浩哉、混戦の3着争いは中田達也が入った。

進入は枠なりの3対3。スリットは2、3コースがややへこみ、4カド下寺秀和がまくってきた。しかし、3コース妻鳥晋也が抵抗して外を握ったぶん、センター勢が競り合った。その隙に、羽野は悠々と先マイ。2コース関は冷静に差して、内枠両者でワンツー決着を決めた。

3着争いは妻鳥、中田が競り合ったところに、入海馨まで絡んだ。2周2Mで妻鳥と入海が競り合い、中田は的確に差して3着をもぎ取った。

勝った羽野は「うれしいのと、ほっとしたので、よかったです。水面がすごく良くて、スタートを遅れないように、早仕掛けしてしまった」。これで今年の獲得賞金が4900万円を超えて、ランキング22位にジャンプアップ。「目の前の1走1走を頑張ることです」。年末の住之江SGグランプリ出場の可能性が見えてきた。

羽野の次節は、10月8日からの地元芦屋の一般戦に出場予定となっている。

払戻金は2連単(1)-(2)240円、3連単は(1)(2)(5)740円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)