藤田昌宏(47=岡山)が苦笑いで振り返った。「前回(大宮G3)はいじめられました。この年で(S級に)上がると点数も低いし厳しいですね。まだ自分にも隙があるんでしょう。やっぱりS級は意識レベルが高いから」。

それでも弟子の話題になると表情は一変した。121期を早期卒業した太田海也が、22日に決勝が行われた小倉ミッドナイトでデビュー。「完全優勝はうれしかったね。自分も踏ん張ってS級にいないとね。番手戦? それは俺に恥をかかせるということですよ。師匠の威厳を保ちたいからね」と高笑い。それでもS級定着に対するモチベーションは十分に読み取れた。