中沢央治(54=大阪)が笑顔で自転車を組み立てていた。地元岸和田で行われたG1高松宮記念杯の決勝で、先頭員の大役を無事に終えた。「ペース配分とかもそうですけど、やっぱり気を使いますよね。でも(古性)優作の優勝でお客さんも喜んでいたし、良かった」と緊張から解放されすっきりとした表情だった。

今度は自身が主役となりた。「S級のために点数を上げないといけない。準決には乗りたいし、頑張りたいね」。初日の予選10Rは、皿屋豊-沢田義和の3番手を回って勝ち上がりを狙う。