アジアの新大砲が前検から走り回った。アジア選手権男子スプリント(22日・ニューデリー)で金メダルの山崎賢人(29=長崎)が、参加選手で最後の前検入り。駐車場にマイカーを止め、小走りに管理棟に向かう途中に取材に応じ「遅くなりましてすみません。大事なものを忘れて家に引き返したもので」と言って肩をすくめた。

大物感がたっぷりだ。そして、インドから帰国直後でも、18年にG3初制覇した思い出の地での戦いにスタンバイOK。「25日に日本に戻り、疲れを取って昨日(27日)は練習できた。大丈夫だと思う。取手は走りやすい」。初日特選12Rは同じナショナルチームの松井宏佑らライバルも豪華。「しっかり先行したい」と積極策を明言した。