新村穣(29=神奈川)がS級で初の準決進出を決めた。

予選7Rは同じ119期の上野雅彦との2分戦。新村は前受けから突っ張り先行。強引に巻き返した上野に最終バックで1度は出られたが、内からもう1度前に出た。「行かれたと思ったけど、気持ちで負けたくなかった」と最後は執念の勝利。自転車競技の国際経験も豊富で、119期で最初にA級2班特昇を決めた実力者。だが「これがS級で初の準決進出なんです」と喜んだ。

この日は師匠の小原太樹が、玉野で2度目のG3優勝を果たした。これも発奮材料になる。準決10Rは松坂洋平の前回り。やるべきことをしっかりやって、一気に決勝を目指す。