バンクでもヒーローになろうと張り切っている。

久保光司(26=佐賀)は3月中旬、火災の家屋に取り残された住民を、近隣の住民らと協力して救出した。

今節は、今月上旬に佐賀県西部の杵藤地区消防本部より感謝状を贈られてから、初の競輪参加となる。「感謝状をいただいてから、千葉PIST6は戦いましたが、競輪はこれが初。しっかり戦う」と腕まくりした。

人助けが思わぬ、効能をもたらしていた。救助の様子を振り返った。「腰痛が治ったんですよ、不思議なことに。両腕でおばあちゃんの体をかつごうとしたら、腰にいい具合に力が入ったんです。それから成績が上向き」。取材に応じるうちにテンションを上げた久保。チャレンジ予選3Rは、穴党の期待にも応えたい。