元SMAPで人気オートレーサーの森且行(49=川口)が、準々決勝戦B8Rで2着に入り、4日目の準決勝戦進出となった。

試走は、3秒34と8人中3番時計と、やや気配的に不安が残る中、30メートル3車並びの最内となる6番車で臨んだ。

それでも、本番は6番手スタートから周回ごとに順位を上げて、4周1角で3番手へ進出。5周1角で2番手に上がると、先行する小栗勝太を猛追。最後は届かなかったものの、2着でゴールした。

初日3着、2日目は8着と後退したが、3日目は見事に巻き返してみせた。これで、準決勝戦への勝ち上がり条件(1着4人、1着をのぞく1位4人、1着をのぞく2位上位1人)の中に入り、厳しい条件を克服。セミファイナル進出を果たした。

 

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルのバンクを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)して競う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。レースは、選手の技量の差によってハンデ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて、車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。22年の獲得賞金NO・1は、鈴木圭一郎で9817万6536円。過去の最高額は、04年に高橋貢が記録した1億4812万4255円。