長くS級で活躍し、5月31日に引退届を提出した大前寛則(56=岡山、57期)が、F1ナイターのレース前にバンク内で引退セレモニーを行った。37年間に及ぶ選手生活で、04年には川崎でS級優勝を飾っている。

「やっぱり玉野で走る時は特別な思いがあった。2013年の玉野記念で三宅伸、三宅達也と一緒に走れたのがいい思い出。今後は競輪を支えられる側から、支える側に回って『さすが元競輪選手』と言ってもらえるようになりたい」。通算成績は3033走して1着333回、優勝33度と「3」に縁のある選手生活だった。