開幕戦は雨谷一樹マークの芦沢辰弘(35=茨城)が、直線で外を強襲して幸先良く白星スタートを飾った。任せた雨谷がインに詰まる形になって「外を踏むしかなくて伸び勝負と思った」。逃げる上野雅彦マークの山形一気に展開が向いたが8分の1輪踏み勝った。

今期に入って1着を量産する芦沢は「(1着回数で出場権を得られる地元取手のG2)ウィナーズカップ(来年3月)を意識している。8、9月と3本走って疲れはあるけど、数をこなさないと(苦笑)」。それでいて、この日の伸びは「いいときに比べて物足りない」とぽつり。これで今期10勝目。あと5勝すればG2出場当確だ。