郡司浩平(33=神奈川)が最終2角まくりを放った。G3は通算19度目、今年は8月富山以来で4度目の優勝を飾った。2着は岩津裕介、3着は坂本修一が入り、ラインでワンツースリー決着となった。
援軍がうれしかった。準決が終わって南関1人となったが、岩津裕介-坂本修一の岡山コンビが連係に名乗り。「地区も違うのに期待してもらった。それ以上の走りをしようと思った」と力になった。8月富山は北井佑季を目標にしての優勝だった。今回は自力での制覇。「どちらも優勝はうれしいけど、自力で取れたのは自信になった」。今年はG1戦線での苦戦が続き、賞金ランクでのGP出場は厳しい。そんな状況の中、「流れを呼び寄せられた。これをきっかけにしたい」と意気込んだ。
準決は目標にした野口裕史をかばうあまり、差し損じて「ハコ3」。お客さんからきついお叱りの声をもらった。しかし、この日は多くのファンが残って郡司への声援が止まなかった。