特選7Rに出走する山信田学(47=埼玉)は、同県期待の若手自力選手を育て上げる師匠としても、敏腕ぶりを発揮している。

S級上位で活躍する森田優弥を筆頭に、前S級の藤田周磨、現在2年目(121期)で目覚ましい活躍を見せる山口多聞、中山拓人、近藤圭佑、熊崎麻人らを弟子として、しっかり育成。先月の小田原では、その熊崎の先行に乗って優勝を飾っている。

埼玉の「愛好会」の指導員を務めている関係から、弟子たちとはアマチュア時代から接している。「それぞれ(練習場所の)大宮が近いこともありますから、たまたま縁があってのことですよ」と謙遜する。それでも「自分は弟子を取るタイプの人間じゃないと思っていましたけど、弟子がどんどん強くなることが、自分にも跳ね返っているように感じますね」と、相乗効果を実感している。

現在、競輪選手養成所で鍛錬を積み、125期の第1回トーナメントレースを圧勝した森田一郎(22)も弟子の1人。「彼は相当強いですよ。(卒業後は)楽しみな存在ですね」と言う。名伯楽は、埼玉勢レベルアップの一翼を担っている。