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現地の日本人騎手も熱視線/連載(2)

シドニーで活躍中の市川雄介騎手。ロイヤルランドウィック競馬場のパドック、検量室前にて
シドニーで活躍中の市川雄介騎手。ロイヤルランドウィック競馬場のパドック、検量室前にて

<ガンバレ! ハナズゴール>

 世界最高賞金のマイル戦へいざ-。日本からオーストラリア・シドニーへ遠征中のハナズゴール(牝5、加藤和)が12日に行われるドンカスターマイル(G1、芝1600メートル、ロイヤルランドウィック)へ出走する。今年から「ザチャンピオンシップス」開催を大々的に始めるニューサウスウェールズ州。現地では既に多くの日本人ホースマンが活躍している。

 オーストラリアの競馬は州によって施行者が異なる。毎年11月にメルボルンCを行っているヴィクトリア州(州都メルボルン)、今回「ザチャンピオンシップス」を行うニューサウスウェールズ州(州都シドニー)、クイーンズランド州(州都ブリスベーン)など。一般的には各州のなかでも競馬場ごとにレースレベルの差があり、州ごとに毎日3場程度、オーストラリア全体では10以上の競馬場で競馬が行われている。

 ハナズゴールがローズヒルガーデンズ競馬場で初戦を走った4日後の3月26日、平日開催のロイヤルランドウィック競馬場で騎乗していたのが、市川雄介騎手。見習い騎手としてハイレベルなシドニーの競馬で腕を磨いている。今シーズンはここまで30勝以上を挙げる活躍だ。彼も日本から遠征してきたハナズゴールの走りに注目している。

 「彼女のレースを何度も見ているわけじゃないんですが、前回は出遅れたけど、普通に走ってきていれば…、と思うんです。道悪の馬場はどうなんでしょうか。自分は日本で乗ったことがないので日本の馬場について正確なことはわかりません。でも、こちらは洋芝です。馬場が軟らかいし、上がり(3ハロン)が32秒というレースにはならないので…。そうですね、今日は9レースあって一番長い距離が1800メートル。短距離はレベルが高いです。賞金の問題があるのでしょうけど、中距離の強い馬がこちらに来れば勝ちまくるかもしれませんね」。

 オーストラリアで6年。世界と戦うために必要な英語、コミュニケーションの武器は習得した。シドニーのリーディングトレーナーであるC・ウォーラー師が、騎乗馬の調教師やアシスタント、裁決委員や競馬場の関係者が…、検量室前で会話していると、通り過ぎるほとんどすべての人が市川騎手に英語で声を掛け、それに対し、ジョークを交えながら英語で軽く返事する。「頑張っているとは思いますけど、自分はもっと上を目指したい。目標にしている騎手というのは特別いません。シドニーには香港、シンガポールで乗っている騎手もいますし、レベルが高いのでここで通用するようになりたい。目標は…、日本の競馬、JRAで乗ることです」。日本のファンにおなじみのC・ウィリアムズはメルボルンで活躍する騎手だが、シドニーで大きなレースがあるときは乗りに来て、ともに日本の競馬について会話を交わす仲だという。生き生きと戦う23歳の姿が競馬の世界の広さを教えてくれる。【木南友輔】

 ◆市川雄介(いちかわ・ゆうすけ)1990年(平2)4月20日、東京都府中市生まれ。競馬学校は2度受験して受からなかったが、騎手への思いを捨てずに高校を中退。北海道の牧場経由でオーストラリアへ渡る。ゴールドコーストの学校を卒業後、クイーンズランド州ブリスベーンで1年ほど勤務。その後、シドニーのローズヒルガーデンズ競馬場へ。所属していた厩舎が解散となり、現在のロイヤルランドウィック競馬場、T・マーティン厩舎の見習い騎手となる。

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 [2014年4月8日15時27分]




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