日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. 競馬
  2. ニュース

競馬のRSS

新人山崎が最多7頭騎乗 亡き父にV届け

日記を書く

ムチ贈呈式を終えて、ポーズをとる新人騎手の手前から長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠
ムチ贈呈式を終えて、ポーズをとる新人騎手の手前から長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠

 頑張れルーキーズ。1日、美浦トレセンで美浦所属の新人騎手3人へのムチ贈呈式が行われた。山崎亮誠(17=杉浦)原田和真(18=天間)は新装オープンする中京競馬場で、アイルランド大使特別賞を受賞した長岡禎仁(18=小島茂)は阪神競馬場で、それぞれ3日にデビューを迎える。栗東所属は中井裕二(18=長浜)、菱田裕二(19=岡田)の2人。今週、ルーキー5人の中で最多の7頭に騎乗する山崎は、亡き父へささげる勝利を狙う。

 山崎には開幕週から7頭の騎乗馬が集まった。うち6頭が所属する杉浦厩舎の管理馬で、すべて調教にまたがったことがある。杉浦師は「あいつは運がいいなぁ。たまたま使うタイミングの馬がたくさんいた」とはぐらかすが、愛弟子へのプレゼントであるのは明らか。「先生には感謝しかないです。たまたまデビュー戦になったニシノボレロは自分がしっかり乗ればいい結果がついてきてくれそう」。優しい目は、いごっそうと呼ばれる土佐っ子の頑固さとは程遠いイメージ。それでも、初勝利の一本釣りへの強い気持ちがこもっていた。

 父要司さんを、2年前の9月に病気で亡くしている。入院はしておらず、具合が悪いとも聞いてなかった。突然の訃報だった。「ちょうどトレセン実習の直前で、僕だけ1週遅れで実習に入りました。最初は騎手になるのを反対していたけど、最後は応援してくれてました」。高知競馬場に武豊騎手が乗ったハルウララを一緒に見にいったのは思い出のひとつ。生前に自営業でかつおの削り節を作っていた姿も目に焼きついている。「小さいころから市場に連れていってもらってたし、自分でもやり方は分かります。競馬学校に落ちていたら跡を継いでいたかも」。そう笑いつつも、馬上でしのぎを削る道を選んだことに後悔はない。

 中京競馬場には家族、親戚が応援に駆けつける。もちろん父の遺影も。「これだけ馬をそろえてもらった今週が勝負だと思ってます」。真っすぐな気持ちが新スタンド・ペガサスを、天国に勝利を報告する天馬に変える。【高木一成】

 ◆山崎亮誠(やまさき・りょうせい)1994年(平6)3月25日、高知県生まれ。美浦・杉浦宏昭厩舎所属。目標は松岡正海騎手。尊敬する人は杉浦宏昭師、両親。座右の銘は「努力は必ず報われる」。特技は野球。162.7センチ、46.6キロ。血液型A。

 [2012年3月2日9時0分 紙面から]




  • 有料競馬◆2月22日、1~3着馬のコンピ指数[22日16:54]



日刊スポーツ購読申し込み 日刊スポーツ映画大賞