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カレンV安田厩舎3頭掲示板/高松宮記念

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カレンチャンがサンカルロ(左)の猛追を振り切り高松宮記念を制した
カレンチャンがサンカルロ(左)の猛追を振り切り高松宮記念を制した

<高松宮記念>◇25日=中京◇G1◇芝1200メートル◇4歳上◇出走18頭

 カレンチャン(牝5、安田)が昨秋のスプリンターズSに次ぐスプリントG1連勝を達成した。単勝1番人気こそ僚馬のロードカナロア(牡4、安田)に譲ったが、レースでは池添騎手を背に2番手から力強く抜け出す完勝。2着のサンカルロとは首差だったが、着差以上に危なげのない勝利だった。管理する安田隆行調教師(59)は、このレースに4頭を送り出し、3頭が掲示板を確保した。

 バンクが新設された中京の4コーナーをカレンチャンは2番手でカーブした。内にはロードカナロア、外にはダッシャーゴーゴー。安田厩舎の同僚たちが先行集団を固める。短距離王国と言われる同厩舎は、この高松宮記念に4頭を送り込んでいた。「3頭が前にいたし、レースは見やすかった。後ろにいたトウカイミステリーの位置も確認できた」と師は冷静に振り返る。

 直線の急坂手前、絶妙のタイミングで池添騎手が追い出すと、銀色に輝く牝馬は先頭へ躍り出た。外からゴーゴー、内からカナロアが迫ったが、カレンチャンは先頭を譲らない。ラスト100メートルで同門対決にケリをつけたところへ、最後に迫ってきたのがサンカルロ。その追撃を首差抑え、スプリントG1・2連勝を達成した。「よくがんばってくれた。やっぱりカレンチャンは強かった」。最後の直線で、声を出し続けたトレーナーの喉はガラガラになっていた。

 誠実で謙虚。それが安田師に対する一般的な人物評だ。騎手から調教師に転向して18年がたつ今も、厩舎の所属馬たちに自ら調教をつける。今週もトウカイミステリーの追い切りは自身が騎乗し、次男安田翔伍助手(29)が乗るカレンチャンと併走した。今でも馬に乗り続ける理由を聞かれると、いつも「好きなんですよ」と笑顔でこたえる。

 もっとも騎手時代から「プレッシャーに強い方ではない」という。この高松宮記念前も「何週か前から、ずっとドキドキしていた」。重圧に負けないよう「1着~4着まで独占したい」などと、あえて強気な発言もした。レースの2日前、枠順が発表されてからは極端に口数が少なくなった。それだけに勝利の喜びは格別だ。「勝つだけでなく、掲示板に3頭も載るなんて…。トウカイミステリー(8着)も最後はよく伸びていた。夢のようです」。

 勝利者会見が終わった後、師はポツリともらした。「本当、疲れました…」。だが、次の大きな戦いがすぐに待っている。31日、UAEで行われるドバイワールドC(G1、AW2000メートル、メイダン)にトランセンドを送り込むのだ。「私は27日にドバイへ向かいます」。今週は中東アラブの国から、日本へ朗報を届ける。【岡本光男】

 [2012年3月26日8時34分 紙面から]




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