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良血グルヴェイグ初重賞だ/マーメイドS

グルヴェイグ(手前)は、Cウッドでトーセンケイトゥーと併せる
グルヴェイグ(手前)は、Cウッドでトーセンケイトゥーと併せる

<マーメイドS:追い切り>

 日本最高級の超良血グルヴェイグ(牝4、角居)が父母や兄姉に続く。マーメイドS(G3、芝2000メートル、17日=阪神)に向けて13日に栗東Cウッドで追い切られ、馬なりのままラスト1ハロン11秒8をマーク。馬体も充実して本格化の時を迎えた。絶好調の豪腕クレイグ・ウィリアムズ騎手(35=オーストラリア)の導きで、待望の重賞初制覇に挑む。

 漆黒の馬体が躍動した。リズムをとるように首を上下させ、グルヴェイグがストライドを伸ばす。道中は力まず1ハロン17~14秒の緩いラップを刻み、残り200メートルから馬なりで加速。ラスト1ハロン11秒8で僚馬トーセンケイトゥー(古馬500万)と併入した。角居師は「カイバも食べてるし、使うごとにいい筋肉がふくらんで見栄えがするようになっている」と目を細めた。

 日本最高級の超良血馬が開花の時を迎えた。祖母ダイナカール、母エアグルーヴ、父ディープインパクト。兄姉7頭で計33勝、重賞12勝、G13勝を誇る。半姉アドマイヤグルーヴと半兄ルーラーシップは古馬になってからG1を制しており、成長力に優れた血統だ。グルヴェイグも同じで、トレーナーは「もともと肩が良くなくて、2回ほど使っては休ませていた。今は3歳の時に比べて調教も詰めている」と明かす。今回も中1週ながらきっちりと併せ馬を消化できた。

 豪腕も素質を絶賛する。ウィリアムズ騎手は「乗りやすくコントロールしやすい。お兄ちゃん(この日に騎乗したルーラーシップ)と一緒。通用するだけのものは十分に持っている。馬場が渋ったらどうなるかだけが心配」と評価する。前走後は即座に「もう1回乗りたい」と直訴。今週は時間を見つけてはスマートフォンで週末の天気をチェックしているという。先月の来日以降すでに重賞3勝、先週日曜にはエプソムCを含む特別レース3連勝を果たした絶好調男が、並々ならぬ意欲を燃やしている。

 まだ条件馬の身ながら、注目度は間違いなくNO・1だ。ハンデ53キロも他陣営から「軽すぎる」と声が上がるほど。角居師は「この血統からすると、もうちょっと頑張らないと。ファンのみなさんの期待に沿いたい」と宣言した。97年に母エアグルーヴ、04年に姉アドマイヤグルーヴが制した一族ゆかりのレースで、名血の力を世に知らしめる。【太田尚樹】

 [2012年6月14日8時22分 紙面から]




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