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JRAは近日中に新裁決方針を発表

 現行の裁決基準についてJRA側も満足している訳ではない。小島茂之師の6月10日東京8Rの不服申し立てに続き、先日は中山馬主協会も裁決基準の公開などを要望。多方面からの声を受け止め、JRAも裁決基準の見直しに動く方向性を固めた。審判部の福田正二部長補佐は「今は着順をもって判断ポイントとしていないが、競馬会としても今の基準が未来へ向けてお客様に分かりやすい基準かどうかということも含め、裁決基準の見直しの検討を始めている」と話す。

 今後は「分かりやすいルールづくり」をテーマに見直しが進められていくことになる。審判部審判課の伊藤忍課長も「『難しい』というのは、そのルールが良くないということ。馬券を買っているファンに分かりにくいルールは変えていかないといけない。その点で信頼がないと言われるのであれば、そこを変えていかないといけない」と続ける。近日中にも新たな裁決の方針が発表されることになりそうだ。

 一方、元騎手などの騎乗経験者を裁決委員に加えることについては、従来通りの見解を踏襲した。伊藤課長が「過去の定例会見の中でも言ってきたように、まったく考えていないわけではない。適任者がいれば」と話す。ただ、現時点では完全に利害関係のない人間がいるのか、レースの審議だけでなく通常業務も行うなどの点が障害として考えられる。完全に門戸を閉ざしているわけではないが、実現に向けては、まだまだ課題がありそうだ。

 ◆裁決委員 現在14人おり、開催ごとに4人1組のチーム(裁決委員3人、裁決委員付1人)で、裁決に関する業務を行う。本部の審判部(参与、部長、部長補佐、審判課長、公正課長、免許課長)、栗東トレセン(技術参事役、公正室長、上席・主任裁決役)、美浦トレセン(同)で構成され、約20年の開催執務の経験を有する者の中から登用される。現在は裁決委員として平均で5~10年の経験を積んでいる委員が多い。裁決委員は毎週木曜日、見解の統一や技術向上のための勉強会を実施。本部、栗東、美浦を回線でつなぎ、前週のレースについての意見をぶつけ合う。06年からは元騎手の岡部幸雄氏をアドバイザーに迎え助言、指導を受けている。

 [2012年7月17日8時13分 紙面から]




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