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ミッドサマー51キロで逆襲/クイーンS

ミッドサマーフェアは函館芝で軽快なフットワークを見せた
ミッドサマーフェアは函館芝で軽快なフットワークを見せた

<クイーンS:追い切り>

 今週唯一平地の重賞クイーンS(G3、芝1800メートル、29日=札幌)は、軽量3歳勢に追い風が吹く。1番人気のオークス13着から巻き返しを期す51キロミッドサマーフェア(牝3、小島太)は25日、函館芝コースで追い切られ、逆襲へ態勢を整えた。蛯名正義騎手(43)の51キロは10年ぶり。古馬撃破なら秋華賞が射程に入る。

 蛯名の精悍(せいかん)な顔つきがさらにシャープになった。51キロ以下での騎乗は02年京成杯AH(キクカグロリアス51キロ=6着)以来実に10年ぶり。トップ騎手がこの重量で騎乗するのは異例ともいえるが、それがそのまま勝負へのこだわりだ。蛯名は「この重量は馬にとってはすごく楽だし、期待できる。ただ、僕にとってはね…」。苦笑いを浮かべながらも、減量をしてまで臨む秋に向けた始動戦。前走オークス13着の雪辱にかける意気込みの強さが伝わってきた。

 デモンストレーションは静かに終わった。函館芝コースでゆったりとスタート。グッと手綱を押さえたままだが、直線に入ると前日の雨で緩んだ馬場も気にすることなくしっかり伸びて5ハロン72秒6-12秒7を計時した。鞍上は「やったら時計は出過ぎちゃうから。オークスの時に感じた硬さもなく馬は柔らかくなって戻ってきたなという感じ」と手応えを口にする。

 クイーンSが8月に行われていた昨年までは、3歳馬の基本重量は52キロだった。ところが開催が早まり7月施行の今年は古馬と4キロ差(1600メートル超~2200メートル未満の場合)で51キロでの出走が可能になった。

 3歳馬は過去10年で3勝2着2回と活躍。賞金を加算している同じ3歳アイムユアーズは52キロで、アドバンテージは大きい。小島太師も「この馬は目方は関係ないが重量差はいい。乗り役はかわいそうだけどね」といたずらっぽく笑う顔に自信をのぞかせる。

 オークスはレース中のアクシデントで左前繋靱帯(けいじんたい)炎を発症して力を出せなかったが、幸い軽度。回復後は始動戦をここに定め順調に調整してきた。蛯名は「持っているポテンシャルは相当高い。胸を借りる立場だけど頑張りたい」。秋の目標は10月14日京都の秋華賞(G1、芝2000メートル)。馬名の通り“真夏の祭典”から大舞台への道を再び歩き始める。【松末守司】

 [2012年7月26日8時25分 紙面から]




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