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トランス夏王!鬼脚差し切りV/新潟記念

直線のたたき合いを制したトランスワープ(左)。中央は2着タッチミーノット
直線のたたき合いを制したトランスワープ(左)。中央は2着タッチミーノット

<新潟記念>◇2日=新潟◇G3◇芝2000メートル◇3歳上◇出走18頭

 ラスト3ハロン32秒3の鬼脚がさく裂した。7番人気トランスワープ(せん7、萩原)がゴール前できっちり差し切り、函館記念に続く重賞連覇を達成。今年のサマー2000シリーズ王者となった。大野拓弥騎手(25)は重賞3勝目。ここまで20戦と戦歴の浅い7歳馬が、秋のG1戦線に躍り出た。

 一発のムチだった。その一発だけで、大野は勝利を疑わなかった。4角を過ぎて直線に入ったところ、ゴールまで残り500メートル。トランスワープが抜群の反応を見せる。

 9番手の位置から、一気に伸びた。気持ち良く感じるほどの反応の良さ。前を行く馬を次々とかわしていく。最後の3頭を差し切ったところに、ゴールがあった。「やってくれたというか本当に頼もしい限りです」と大野は破顔一笑した。後半3ハロンのタイムが最速の32秒3。最高の切れ味だった。

 レース前は半信半疑だった。「持ち時計がないところと、速い時計に対応できるかどうか」と2つの不安点があった。2000メートルの持ち時計ではメンバー中8番目。同距離の前走函館記念を勝ったが、そのときの時計は2分0秒4。新潟の高速馬場に対応できるかどうかは未知数とみていた。レース後、馬に申し訳なさそうに言った。「そんなこと問題じゃなかったですね。もっと信用して乗れば良かったんです」。

 昨年の夏からコンビを組んでいる。調教も主に大野がつけてきた。それがこの夏に重賞連勝、サマー2000シリーズ優勝という実をつけた。「しまいの脚が切れるようになったのが大きい。すべて任せてもらっているので、その中で結果を出せたのはうれしい。でもすべて馬の力なんですけれどね」と話した。今秋はさらに大きな実を狙う。次走などは未定だが、G1戦線に乗り込むことになる。「これまではトランスワープが引っ張ってくれていた。今度は僕が手助けできるようにしたい」。秋を見据えた言葉だった。【三上広隆】

 [2012年9月3日8時42分 紙面から]




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