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新電撃王カナロア誕生/スプリンターズS

松田が最高級の◎をつけたロードカナロア
松田が最高級の◎をつけたロードカナロア

<松田直樹のG1ナオ気になる:スプリンターズS>

 結論を出すときが来た。カレンチャンかロードカナロアか-。一騎打ちになることは、ほぼ間違いない。2キロの重量差を考慮に入れても、後者に軍配が上がるとみた。最高級の◎ロードカナロアでいく。

 デビューから11戦で全て1番人気に支持され、【6 4 1 0】の複勝率100%。数字だけ見ればこれほど信頼の置ける馬はいない。しかし、もろさがあるのも事実だ。超G1級の身体能力の生かし方を知らないため、しまいで甘さが出る。だから坂のあるコースで勝ち星がない。それがオッズで女王に水をあけられた2番人気の1つの理由だろう。ゲートの出脚が速いため大外枠は気にならないが、今回はゴール前の急坂が最大の焦点になる。

 課題克服のきっかけは前走にある。岩田騎手が初めて騎乗したセントウルSだ。最終的に展開が向いた勝ち馬に頭差差されたものの、かなりタフな競馬をしていた。スタート直後からおっつけ通しで気合を入れられて、ゴール前でもガシガシ追われた。安田翔助手いわく「心肺機能が飛び抜けている」というカナロアも、息をつくことのできない流れは相当にタフな内容。勝つべきレースではあったが、ゴールまで気を抜くなという手綱越しのメッセージはしかと伝わったはず。岩田流の“しごき”はカナロアにとっていいスパイスになるし、本番で必ず生きてくる。

 実際、中2週でも大きな変わり身を予感させる兆候があった。調教を手がける安田翔助手は「次の動きに対して走りながら準備できるようになった」と変化を感じ取っていた。坂路で行われた最終追い切りでは、ウッドチップを高々と蹴り上げる走りからトモの力強さと、これまでにないスムーズな加速を見せていた。大一番を前にして、能力先行だったカナロアに、やっと体がついてきたのだ。競走馬としての完成型から6割程度の状態で挑んだ高松宮記念で3着だったことを考えれば、今度は最高級の◎を上位に取るのは当然。カレンチャン逆転が現実のものになる。

 岩田騎手も「ここまで賢い馬はそうはいない。一番強いと思って乗るだけ」と真っ向勝負を宣言。勝負師岩田のこの言葉は頼もしい限りだ。

 馬連(16)から(14)(8)(11)(3)(7)(13)(15)。

 3連単(16)-(3)(7)(8)(11)(13)(14)(15)-(3)(7)(8)(11)(13)(14)(15)。

 [2012年9月30日9時35分 紙面から]




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